イヤイヤ期は大変!こっそり試したいママのイライラ解消法
何をしても可愛い赤ちゃんの時期はあっという間に過ぎ去り、「あんなに小さかった子が、こんなに成長して」と、うれし涙が乾くヒマもなくやって来るイヤイヤ期。食べない、寝ようとしない、買い物に行くと帰りたくないと泣きだす…。どうしていいのか分からないと、途方に暮れているママは多いですよね。
そんなイヤイヤ期を乗り越えられる、イライラ解消法はあるのでしょうか?
育児の試練「イヤイヤ期」は大変
子供によって差はありますが、だいたい1歳半から始まり2歳頃にピークを迎えるため、魔の2歳児とも言われるイヤイヤ期。「ママ」「ブーブ」など一語文だったのが、1歳半頃~2歳くらいになると「ママこれ」「ワンワンいた」などの二語文を話し始めるようになります。
脳や言語能力の発達に伴い自立心が芽生えてきます。何でも自分でやってみたいし、自己主張も出てくるのに、当然自分ではうまくできませんし、気持ちもうまく伝えられません。
たとえば、洋服を自分で着たがりますが、袖をうまく通せないし、ボタンも自分で留められません。その結果、イライラしてギャーギャー泣きます。ママが何を言っても「イヤ!」「ダメ!」。取り付く島もないとはこのことです。家の中でもつらいですが、外に出てもこの調子なので、人の目が気になって疲れ果ててしまいます。
「イヤイヤ期」はいつまで続く?
大抵は3歳過ぎまで続き、4歳を過ぎる頃には自然と治まっていることが多いです。パパママにとっては地獄のようなイヤイヤ期ですが、子供にとってはとても大切な成長過程。子供が順調に育っている証拠でもあるので、柔軟に受け止めてあげることが大切です。
とは言っても、毎日毎日「イヤ!」を繰り返し、自分の思い通りにならないと泣いて抵抗する子供と向き合うのは簡単ではありません。「もう、いい加減にして!」とこちらの方が泣きたくなりますよね。
育児のイライラ解消法
気持ちに余裕がある時は大らかに受け止めてあげたいし、できるだけ子供が自分でしたいようにさせてあげたいものです。でも、限られた時間の中で子供のイヤイヤに付き合わなければいけないため、イライラすることもしばしば。
夫が家事や育児を積極的に行ってくれればいいけれど、仕事優先だったり、たまの休みもゲームしてばかりで子供の世話をしてくれなければ、ママの負担は増えるばかりです。イライラを上手に解消して、爆発しないようにしましょう。
(1)同年代の子供を持つママと話す
「どうしてうちの子はこうなんだろう?」「育て方が悪いの?」「怒りすぎてるかも…」と、育児に自己嫌悪や反省、不安はつきものです。1人で悶々と考えていても、物事は悪い方向にいってしまうだけ。
夫に相談してもなかなか共感してもらえないことが多いですが、同じ年頃の子供を持つママたちとおしゃべりすれば、「私も一緒よ」「うちの子もこんなことがあったよ」と共感してくれます。育児に関する悩みは、ただ話すだけでも気持ちが軽くなるのもの。イライラしている時はママたちと話すのがおすすめです。
近所にママ友がいなければ、学生時代の友達やSNSを通じて知り合ったママ友でもいいのです。イライラがたまらないように、こまめに発散しましょう。
(2)散歩する
子供と家の中に閉じこもっていると、気分が塞いでしまいます。かといって、スーパーやショッピングモールに行くと、「あれ買って」「これが欲しい」と騒ぐので、大きな公園など子供が多少ぐずっても大丈夫なところへ出かけてみましょう。
自然に触れあえば、ママも子供もストレスが発散できます。外の空気を吸うだけでも気分が変わるものです。近くに海や山がある人は、自然の中を散策するのもいいですね。疲れてお昼寝してくれるかもしれません。
(3)自分のメンテナンスをする
休みの日はパパに子供を預けて、美容院やマッサージへ出かけてリフレッシュしましょう。ネイルするのもいいですね。小さな子供がいると、つい自分のことは後回しになってしまいがち。でも、疲れがたまると心にも疲れが蓄積していきますから、早めに発散しましょう。
また、美容に気を使うと気分があがります。きれいにネイルした爪や手入れした髪を見ると、ちょっと幸せな気持ちになるものです。
(4)少し距離を置いてみる
たまには子供を夫や親に預けたり、一時預かりの託児所やベビーシッターを利用してみるのも1つのイライラ解消法です。いつも子供と一緒にいると、子供のできないところばかりが目につきますが、少しの時間、離れて距離をおくと、子供のことが可愛く見えてくるものです。
1人の時間で映画やショッピングを楽しんでもいいですし、家でゆっくり過ごしてもいいですね。
(5)アンガーマネジメントで怒りをコントロールする
アンガーマネジメントで衝動的な怒りをコントロールしましょう。怒りのピークは6秒だと言われています。イラっとなって6秒以内に怒りださないように、6秒カウントしてみましょう。
大声で怒りたくなったらその場を離れたり、深呼吸するのも効果的です。
イヤイヤ期との向き合い方
(1)時間に余裕を持つ
ご飯を食べるのも、歯を磨くのも、着替えをするのもパパッと進まないのがイヤイヤ期ですから、何をするにもスムーズにはいかないものと心得ておきましょう。
イライラするのは、時間に余裕がない場合が多いので、何事も予想して早め早めに行動すると、イライラせずにすみます。子供に時計を見せて、「この長い針が上になったらご飯を食べようね。それまでにお着がえできるかな?」と時間を教えることで、時間の感覚を教えることもできます。
(2)2択から選ばせる
たとえば「歯を磨こうね」というと「イヤ!」と返ってくるのであれば、歯ブラシを何本か用意したり、歯磨きの味を何種類か用意して「今日はピンク色かな?それとも黄色がいいかな?」「今日はイチゴ味とメロン味のどっちにしようかな?」と言い方を変えてみましょう。
こうすることで「歯磨きするor歯磨きしない」という選択から「ピンクの歯ブラシor黄色の歯ブラシ」という選択肢に切り替えることができます。この場合、ポイントは2択から選ばせることです。
この方法はあらゆる場面で使えます。ご飯を食べたくない子供には「こっちに座る?それともこっちに座る?」「こっちのコップにする?それともこっち?」と子供に選ばせることで、子供は「自分で決めた」と満足でき、高確率で成功します。
(3)育児にも家事にも完璧を求めない
完璧な育児なんてありませんし、完璧なママはどこにもいません。どんなに工夫しても子供のイヤイヤが止まらない時もあります。「ご飯は食べなかったけど、お茶は飲んだからいいか」と考えることも必要です。
家事に関しても完璧を求める必要はありません。「掃除はしてないけど、とりあえず子供と一緒に寝よう」と割り切ることも大切です。理想のママ像に縛られて自分を追い詰めないようにしたいものですね。ママが笑顔で子供と接することが一番です。
「イヤイヤ期」は今だけ!リラックスして乗り越えよう!
後から振り返ればほんの一瞬ですが、子供がイヤイヤ期の当時は、まるで永遠に続くかと思えるほどつらい時期でした。
今はネット上に情報が溢れているので、様々なママたちの意見や体験談を知ることができますし、便利な育児グッズやサービスもあります。頼れるものはすべて頼って、イヤイヤ期を乗り切りましょう。